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十田 撓子 Tohko Toda
秋田県鹿角市に生まれる。この地は歴史的・地理的な成り立ちから、日本のアルザス・ロレーヌと称される。
土地の声や風景、記憶と結びつき、静けさを内在させながら、自らの韻律と詩の言葉を追究する。
詩集『銘度利加 Metrika』(思潮社)で第68回H氏賞を受賞。
タイトルの “Metrika” は、明治期に日本へ根づいた正教会の受洗者名簿に由来し、著者の生まれ育った風土に同じく生きた、名もなき人々への鎮魂と祈り、記憶と忘却のあわいを問う。
続く詩集『あさつなぎ』(Le Petit Nomade)は、時間と場所を浅く繋ぐ古い地名から静かに歩き出し、現実の災禍を予感させる “ここで失われたもの/これから失われていくもの” に立ち会いながら、言葉と沈黙の関係を深く掘り下げる。
哲学者・宇野邦一による考察では「詩のトポスをめぐる実験的な構築」と評され、自然・死・沈黙をめぐる親密な詩の形が論じられた。
詩のほか、ナレーション、ラジオドラマや歴史ドキュメンタリー番組の原作と脚本、エッセイなど、言葉と声と映像を架橋する表現を行っている。また、公共図書館で毎月朗読会を開催し、誰もが詩と出会える開放的な場を提供している。その録音はポッドキャストとして配信中。
詩作・企画台本・寄稿・朗読などをお受けしています。
ご連絡は下記のフォームよりお願いいたします。
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